GUNS N' ROSESのCD

APPETITE FOR DESTRUCTION
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USE YOUR ILLUSION T
USE YOUR ILLUSION U
USE YOUR ILLUSION T WORLDTOUR - 1992 IN TOKYO (DVD)
USE YOUR ILLUSION U WORLDTOUR - 1992 IN TOKYO (DVD)

APPETITE FOR DESTRUCTION
1. WELCOME TO THE JUNGLE 2. IT'S SO EASY 3. NIGHTRAIN 4. OUT TA GET ME
5. MR.BROWNSTONE 6. PARADISE CITY 7. MY MICHELLE 8. THINK ABOUT YOU
9. SWEET CHILD O' MINE 10. YOU'RE CRAZY 11. ANYTHING GOSE 12. ROCKET QUEEN

87.07.21

評価:☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 10

間違えなくGUNSの最高傑作であり、ハードロックシーン最後のロックバンド。
まぁいつでも僕は過大評価で、ハードロックシーン最後のロックバンドと書いたものの 僕が最高のロックバンドだ!と思うバンドは彼等の後代にもいるわけで…。

オリジナルメンバーによる最初で最後のアルバム。
後にメンバー交代を経て、UseYourIllusionの時代にはプレイヤーとしては最強の布陣となる。
しかし、最高のロックンロールプレイをしているのは後にも先にもこのオリジナルメンバーしか いないし、ありえない。

僕の言葉足らずのためだが、とくに説明は必要ない。
アルバムをうずまく衝撃と攻撃性。常に限界ギリギリのたいしてうまくない迫力のプレイ。
その音の存在感の生々しさは彼等の精神を謳った本物です。

1曲目Welcom〜のイントロのギターがなった瞬間から彼らの世界がどっと入り込んできて、 一切の隙を見せることなく6曲目ParadiseCityでピークを迎え、張り詰めた緊張が一気に爆発する。
'02のライブでのWelcom~、Paradise~はすさまじかった(感動)
最高潮に達したバンドは休む暇も与えずさらにテンションをあげている。
9曲目Sweet〜では母親の愛を知らずに育ったアクセルが純粋無垢に母へか恋人へか思いを優しく歌い上げる一面を見せる。
かと思いきやさらに混乱へと落ちていき、そのテンションを保ったまま勢いを殺すことなく 9曲目を終わる。
その後12曲目までやはり、その衝動と混沌、悲しみと怒り、嘆き、一曲たりとも 目をそらすことはできない。

僕は体験してないけど80年代のセックス&バイオレンスをそのまま12曲に収めた感じ。たぶん。
そんな素直なアルバムにもちろん捨て曲はない。そしてこのアルバムこそがベスト。
本当に一般に言われるようにこのアルバムがガンズのベストアルバムなのか、と何年も真剣に悩んだ。
うん、これは最高傑作だ。ベストアルバムであって散漫な感が無い。コンセプトアルバムのような 不思議な満足感と優越感。すばらしいまでの完成度。

これを知らないならロックは前には進まない。

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